家相・風水での建物の中心(図心・重心)の求め方

方位磁針で磁北を計測

家相や風水は、「家の中心」から見た方位で吉凶を判断しますので、今回は建物の中心の出し方について書きたいと思います。

家の中心は大黒柱!という説もありますが、2×4(ツーバイフォー)、2×6(ツーバイシックス)のように、大黒柱がない家もありますので、私は”建物の重心=中心”と判断しております。

家相を鑑定するための準備として、

  1. 1階部分の平面図を使って家の中心を確認する ←今回はココ
  2. 方位磁針を使って磁北を確認する
  3. 方位盤を使って八方位を求める

という手順を行いますが、ここでは1の中心の求め方をご説明します。

家の構え(1階部分の形状)が変われば、中心もズレますから、プランが大きく変わった時は、再び中心を求め直すところから始めてください。

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家相においての家の中心の求め方

家相を気にされるなら、L字型や凹字型の家はタブーで、凸凹の多い複雑な形状、三角形は特に大凶ですからNGです。

例えば、コの字型の中心に庭やデッキを作ると、外からの目が気にならない空間でバーベキューやヨガができて良さそうなのですが、家相を気にするなら、このようなプランは諦めなくてはならないのです…

家相上の良い構えについては、八方位の張り欠けのルールと吉凶でお伝えした通り、できれば吉方位2ヶ所に張りを設ける「複合相」が理想的ですが、工法によって好きな場所に張りを作ることができない場合があります。

そんな時は、張りも欠けもない長方形の家にしてください。

小さな張りや欠けを無視する方法は?

実のところ、家相では「小さな張り欠けは無視する」や「大きな欠け張りは平均化する」という、かなり大雑把な中心の求め方もあります。

小さな欠けは無視して中心を出す

大きな欠けは平均化する

占いの類は曖昧なものなので、一歩引いたスタンスでいなければ、矛盾だらけで腹が立ちますから、あまり細かいことを追及してはいけないのかもしれませんが、個人的には、中心を間違えると全ての結果が狂うので、できるだけ張り欠けは無視しない方が良いと思っています。

無視するくらいなら、「1階平面図を切り取って、厚紙を張って、先の尖った物でバランスを取って中心を探し出す」という方法を選択した方がまだマシです。

こちらもかなりかなりアバウトな方法ではありますが、無視よりはずっと良いと思います。

ともかく、家相では複雑な構えはタブーなのですから、これからマイホームを計画されるなら、できるだけ中心が見つけやすい単純な構えにしましょう。

自分では正確な中心を見つけることができない形状の場合、設計士さんに「建物の1階部分の図心(重心)を知りたい」と言えば、大抵は出してくれるはずです。

建築士は計算で絶対に出せますし、恐らくCADでも図心の座標が出せると思いますから(全てのCADが対応しているかは不明)、お願いしてみましょう。

ちなみに、テラスやデッキ、出窓、玄関ポーチは構えには含みませんが、サンルームは含めてください。

張りも欠けもない建物の中心の見つけ方

「張り」も「欠け」もない、長方形の家なら中心を見つけるのは簡単です。

対角線の交点が中心になります。

長方形の家の中心

張りや欠けが1ヶ所ある建物の中心の見つけ方

張りや欠けが1ヶ所ある建物の場合は、図形を2つに分割して求めます。

図形を縦方向に分割して、それぞれの中心を求めて線で結び、同じことを横方向でも行い、2本の線を重ねた交点が建物の中心となります↓。

1ヶ所の張りがある建物の中心の出し方

張りや欠けが2ヶ所以上ある複雑な形状の建物の中心の見つけ方

ちょっと複雑な形状になると、上記の方法で中心は出せませんので、張りや欠けが2ヶ所以上ある建物は、重心(図心)を求める方法で、中心をみつけましょう。

X方向とY方向の、それぞれの中心距離を計算で求めて、その交点の座標を建物の中心と見なします

重心の求め方

※建築図面は通常mm単位で表示されてますが、m単位に変換します。(1800mm→1.8m)

※ここでの図形・寸法はかなり適当です。技術が足りず、大変見辛い画像で申し訳ございません。(>人<)

1.図形を分割して面積を求める

長方形になるように図形を4つに分割して、それぞれの面積A、B、C、Dを求めます。

図形を4つに分割

A:3.15×0.9=2.835

B:2.7×2.25=6.075

C:3.15×0.9=2.835

D:0.9×0.45=0.405

全体の面積:A+B+C+D=12.15

2.各図形のY方向の重心距離を求める

ABCDの図形それぞれの、Y方向の起点からの重心距離AY、BY、CY、DYを求めます。

Y方向の重心距離

AY:0.45+(3.15÷2)=2.025

BY:0.45+(2.7÷2)=1.8

CY:3.15÷2=1.575

DY:0.9÷2=0.45

3.Y方向の重心距離を求める

1と2で求めた値を↓の式に当てはめて、Y方向の重心距離を求めます。

Y方向の公式

(2.835×2.025)+(6.075×1.8)+(2.835×1.575)+(0.405×0.45)÷12.15

=21.32325÷12.15

=1.755

よって、起点から1.755mのところが、Y方向の重心距離になります↓。

X軸の重心距離

4.各図形のX方向の重心距離を求める

次に、ABCDの図形それぞれの、X方向の起点からの重心距離AX、BX、CX、DXを求めます。

X軸の重心距離

AX:0.9÷2=0.45

BX:0.9+(2.25÷2)=2.025

CX:3.15+(0.9÷2)=3.6

DX:3.15+0.9+(0.45÷2)=4.275

5.X方向の重心距離を求める

1と4で求めた値を↓の式に当てはめて、X方向の重心距離を求めます。

X軸の公式

(2.835×0.45)+(6.075×2.025)+(2.835×3.6)+(0.405×4.275)÷12.15

=25.515÷12.15

=2.1

よって、起点から2.1mのところが、X方向の重心距離になります↓。

X軸の重心

6.Y軸とX軸の重心距離を重ねる

そして、3と5の結果を重ね、X軸とY軸のそれぞれの重心距離が交わる地点が、この図形の重心距離、すなわち中心になります。

建物の重心(中心)

以上となります。

ちなみに、↓のように、下の方向に張りがない場合も同じ手順になります。

Y方向は起点から離れている分の距離(上の例だと0.45)を足す必要がなく、X方向は全く同じやり方です。

次回は、磁北の求め方をご紹介します。