ご自分の生年月日を使って、簡単に、五行(木火土金水)のバランスと陰陽五行のラッキーカラーを知る方法と、その使い方をご紹介します。
四柱推命占い鑑定ツールを使って出した結果の、一番上の☆印『五行バランスとラッキカラー』には、ご自分の生年月日の四柱八字から導き出した、
- 五行のバランス(数字)
- 五行のラッキーカラー(緑・赤・黄・白・黒)
が表示されるようになっています↓↓↓
☆の頂点が「自星」、すなわち”自分自身を表す星”であり、「自星」のところに表示されるカラーがご自身のラッキーカラーとなりますが、使い方にはちょっとしたコツがありますので、「五行バランスの見方」と「ラッキーカラーの使い方」について順に解説していきます。
目次
「五行バランス」とは
四柱推命では、五行(木火土金水)がバランスよく配置されていることがベストとされています。
これは、陰陽五行を用いた風水などでも同じような考え方をするのですが、1つの五行(木火土金水)だけに集中するよりも、5種類の五行をまんべんなく配置することで、「気」のエネルギーがうまく循環し、バランスが保たれるのです。
運勢の場合は、人間的なバランスが整いやすく、万人受けしやすかったり、常識的だったり、何にでも順応しやすくなるのです。安定感がありますから、大きな失敗をしにくく無難に人生を歩めることが多いでしょう。
足りない五行があるなら、五行のバランスをうまく保つために、自分にない五行をラッキーカラーに使うのも方法の一つです。
また、自分にない五行の人が近くにいるなら、実はその人が、あなたの欠点を補ってくれるベストパートナーかもしれません!
逆に、五行が極端に偏った人は個性(癖)が強い傾向があります。
生年月日は絶対に変えることができませんから、五行が偏っていると人間的にも偏っているように感じてしまうかもしれませんが、全てにおいて平均的な人よりもある分野だけ飛びぬけて発達しているほうが、天才と呼ばれたり大発展できる可能性が大いにあります。
特に芸能界のような、特殊で競争や浮き沈みの激しい世界で生き残っている人が、自星が強くて五行が極端に偏った人が圧倒的に多いのはそういうことなのです。
たとえ五行が偏っていたとしても気に病むことはありませんが、「五行バランス」を知ることでご自分の適性や弱点が分かったり、その弱点をカバーするためのヒントくらいは見つかるかもしれません。
占いはそのように使ってくださいね。
- 四柱推命占い鑑定ツールに生年月日と出生時刻を入力して、ご自身の「五行バランスとラッキーカラー」を確認する(出た結果の☆のところをスクショに撮っておくか印刷しておくとよいです)
- 使い方と五行バランスの見方を参考にして占ってみてください。
「五行バランス」と「ラッキーカラー」の使い方
四柱推命占い鑑定ツールで出てきた結果から、「五行バランスを見る方法」と、「ラッキーカラーの使い方」を、例を交えてご説明します。
まず、五行(木火土金水)の下に書かれている数字ですが、この数字の合計は8になります。(出生時間が不明の時は6になります)この8つの数字の配分で「五行のバランス」を占います。
例えば↓の例では、自星(自分自身を表す星)である土の五行が4あり、8つの五行のうちの半分がここに集中していますので、五行が偏っていると言えます。
この結果から、自星の土の五行が4つもあるこの人は、自我がとっても強く、自立心旺盛な個性の強い人であると占えます。
火の五行である印星が0ですから、思慮が浅く、物事をあまり深く考えないおっちょこちょいな面があるかもしれません。
本来、自星が「土」の人は、黄色や茶色、ゴールドがラッキカラーになりますが、この人が土のカラーを使った場合、土の比重が大きくなるためますます自星が強くなって暴走したり、わがまま過ぎて孤立する恐れがありますから、自分にない五行である火の赤の力を借りることでバランスが良くなりそうです。
インテリアやファッション、持ち物などに赤やオレンジ、ピンクの、火の五行カラーを用いて、バランスを補いましょう。
五行カラーの一覧
五行 | 木の五行 | 火の五行 | 土の五行 | 金の五行 | 水の五行 |
ラッキーカラー | 青(緑も青と呼ぶ) | 赤・オレンジ・ピンク | 黄色・茶色・ゴールド | 白・薄いグレー・シルバー | 黒・灰色 |
五行の「相生」と「相剋」
それぞれの五行には、相性の良い五行と相性の悪い五行があります。
下の図の、外側の赤の矢印→の関係は相性が良く、内側のグレーの矢印→の関係は相性が悪いのですが、「隣同士は相性が良く、1つ飛びは相性が悪い」と、ざっくり覚えておいてください。
- 特に相性が良い関係(相生):木生火、火生土、土生金、金生水、水生木
- 特に相性が悪い関係(相剋):木剋土、火剋金、土剋水、金剋木、水剋火
「相生」の関係
五行は「木火土金水」の順で時計回りにぐるっと回っているのですが、一つ手前の五行は、よいサポーターになってくれます。
自星が「木」なら、一つ前の「水」が助けてくれるのです。木の成長には水は不可欠ですから、これは「水生木」の良い関係となります。
なので自星が弱くても、一つ手前の印星が強いならそれほど心配はいりません。
元気を出したい時は、自星のカラーを強くすると同時に、一つ手前の五行の色も補助的に使うと、ますますパワーアップしそうです!
逆に、自分がサポーターの立場となるのが、1つ先の五行です。
自星が「木」なら、1つ先の「火」をサポートすることになります。お隣り同士なので相性が悪いということはないのですが、応援するのに力を使うため疲弊します。火が燃えるためには薪が必要ですから。
ちなみに、自分の力が泄(も)れちゃうので、泄星(もれぼし・ろうせい)と呼ぶのだそうです。
自星が強すぎる人はついつい出過ぎてしまい(特に女性は)生きづらいので、「強すぎる自我をどうにか抑えたい・・・」とお考えなら、泄星のカラーを強くすると自星が弱まるため、バランスが良くなるでしょう。
「相剋」の関係
五行の2つ手前とは相性が悪くなります。
特に、自星が「木」なら、2つ手前の「金」は、木にとって切り倒される斧やノコギリとなる天敵です。「金剋木」の相剋の関係と言って、攻撃されて力を奪われます。
なので、2つ手前の官星が強く、自星が弱い時は、体力や気力、自我や独立心が弱くなることがあります。
自星が弱く、官星と泄星も強い時は、まさにこの傾向が強くなります。攻撃されながら応援までしている訳ですから身が持ちません…病弱になりやすい五行バランスと言えるでしょう。
そんな時は官星の力を弱めるために、官星の次の五行になる印星のカラーを使うと、官星の勢いを抑えられると同時に自星も助けられバランスが保たれます。
ラッキカラーの使い方
- 気力、体力をUPしたい時:自星のカラーを強くする
- 家庭運、感性を高めたい時:泄星のカラーを強くする
- 金運をUPしたい時。男性は異性運をUPしたい時:財星のカラーを強くする
- 仕事運、女性は異性運をUPしたい時:官星のカラーを強くする
- 試験に合格したい、落ち着いて集中したい時:印星のカラーを強くする
というのが基本的な使い方になりますが、更にプラスして、
- 1つ手前の五行を強くするとよりパワーアップ
- 1つ先の五行を強くするとパワーダウン
という点も覚えておいてください。
例えば、金運を上げたい時は、財星のカラーを強くすることにプラスして、財星を助ける一つ手前の泄星のカラーも同時に強くするわけです!
↓の例なら、財運UPのカラーの「黒」に、それを助ける泄星のカラーである「白やシルバー」を合わせて使うと効果的です。ブラックコーディネートにワンポイントで白を使うか、シルバーorプラチナのアクセサリーで決まり!!!
また、同じ五行が4以上ある場合はバランスが気になりますが、2つ手前の五行があればブレーキになってくれます。もしも、2つ手前の五行が0の場合は、是非ともそのカラーの力を借りましょう。
五行とは、剋し・剋されながらバランスを保っているものなので、良い働きをするように多すぎる五行を剋す役目をする五行も大事なのです。
使い方は何となくご理解いただけましたでしょうか?
続いては、五行バランスの見方を説明します。
「五行バランス」の見方
四柱推命は難解な占いですから、五行バランスだけですべてがわかる訳ではありません。ざっくりとした程度とお考え下さい。
全員に共通するポイント
- 同じ五行が3以上あると過多となり(四柱推命では大過と言います)、やや強すぎる傾向となります。4や5はかなり偏っていることを示します。
- 自星はもれなく1個付いてきますので、0になることはありません。
- ( )の数字は、出生時間を選択した場合(数字の合計が8になる時)の目安です。出生時間が不明の場合(数字の合計が6になる時)は、-1程度でお考え下さい。
自星:自分の強さ 健康
☆の頂点は、自分自身を表す「自星」になります。
自星でわかるのは、自分の強さ。
簡単に流されない「自分」を持っているかどうかがわかります。
弱いとあまり個性がなかったり、(上でも説明しましたが)自星が弱くて官星や泄星が強いなら、自星の力を吸い取られるので健康面の心配も出てきます。自星がかなり強いと自我や独立心が強すぎて、わがままに生きたくなります。
- 自星がほどよい場合(女性は1~2 男性は2~3くらい):自分軸がある 自立心がある
- 自星が多すぎる場合(4以上):個性が強い わがまま 自己中心的 協調性がない
- 自星が弱い場合(1):頼りない 染まりやすい 気力・体力面に不安がでやすい
また、自星の五行で、性質(生まれつきの気質のようなもの)がわかります。
下の表は、五行ごとのキーワードと、性質を一覧にしたものです。基本はご自分の自星で見ますが、自星が弱く(1の時)、他に極端に強い五行がある時は、その五行の性格の方が前に出ることもあります。
五行 | 木の五行 | 火の五行 | 土の五行 | 金の五行 | 水の五行 |
キーワード | 東、春、青龍、植物、薬、音、通信、髪 | 南、夏、朱雀、エネルギー、女性、目 | 中央、土用、麒麟、育む、不動産、農業、最終 | 西、秋、白虎、硬い、鉱物、刀、歯 | 北、冬、玄武、水は器に従う |
性質 | リーダー(先頭) 行動力 動く 成長する | おしゃれ 華やか 情熱的 上昇する | 地道 育成 地味にいい働き 動かない | 堅固 打てば響く(反応良い) 変革 価値ある存在 | 柔軟 協調性 適応能力 知的 下に流れる |
自星が弱い(1) | 柔らかな印象、簡単に意思を曲げたり心が揺れやすい | 決断力が乏しい、あざとさが出やすい | 消極的でストレスを貯めがち、地味 | 集中力がない、中途挫折しやすい、尻切れトンボ | 臆病、頼りない、自分が出せず芽が出にくい |
自星がほどよい(2~3) | 度量が広い、情に厚い、思いやり、容姿や才能に恵まれる | 怖いもの知らずで度胸がある、華がある、おしゃれ上手、感性豊か | 情が深い、義理堅い、真面目、安定感がある | 大胆で負けん気が強い、威厳がある、決断力がある | 賢い、知的、表現力がある、聡明、カリスマ性がある |
自星が強すぎ(4以上) | わがまま、心が狭くなる、嫉妬心が強くなる、プライド高すぎる | 荒っぽい、せっかち、喜怒哀楽が激しい、残酷な面が顔を出すことも | 頑固で古典的、秘密主義、わがままが強い | 勝気、気性が激しい、やりすぎても反省しない | 考え不足、浪費する、賢すぎて狡猾になる、色情での失敗 |
※詳しくは四柱推命の「日干」を使った「五行占い」で解説しています
ちなみにこの「自星の五行」のことを、四柱推命では「日干」と呼び、このキーワードや性質に関連する(こじつけた)職業を適職と判断します。
意識をしていなくても、いつの間にか自星の五行に関連する職業を選んでいることが不思議と多いものです。
泄星(食傷星):感性 生活の安定 子縁
泄星には感性やセンス、表現力が表れますから、泄星がない人は0から何かを生み出したり、創作することが苦手かもしれません。また、家族との縁が薄くなったり、生活が不安定になりやすいようです。
泄星は財星を助ける星ですから、泄星と財星が両方バランスよくある人は金運が良いです。
泄星が強すぎると、感性のアンテナの感度が良すぎて細かいことが気になりますが、ものすごい秀才や天才には泄星の強い人が多いようです。
- 泄星がほどよい場合(1~2):感性豊かで表現力がある 生活に困らない(商才があったり、弁舌であったり、数字に強かったりと、上手に生きる術を持っている)
- 泄星が多すぎる場合(3以上):神経過敏になる デリケート 天才肌 理屈っぽい
- 泄星がない場合(0):鈍感 商才がない(利を求めない) 生活が不安定になりやすい 女性は子縁が薄くなる
財星:金運 優しさ 男性は異性運も
財星では金運を見ますが、財星がたくさんあればお金に恵まれるか?というとそうでもなく、逆に3つ以上になると、出入りが激しくなって貯まらなくなります。女性は扶養の義務が生じやすく、ヒモのような人がぶら下がってきそうです。
男性は異性運もここで見ます。財星が2以上ある男性は優しいので女性にモテますから浮気の心配があります。
財星がない女性はあまり家庭的ではないでしょう。男性は女性に縁が薄いかもしれません。
- 財星がほどよい場合(1~2):優しい 家庭的 金運がある(泄星もあれば上々)
- 財星が多すぎる場合(3以上):お金の出入りが激しい 男性は縁変わりやすい 女性は男を支える立場になりやすい
- 財星がない場合(0):優しさが足りない 家庭より外に向く 金運がない 男性は女心が理解できない(女性に縁が薄い)
官星:仕事運 組織性 正義感 女性は異性運も
官星でわかるのは仕事運全般と、女性は異性運もここで見ます。
出世するかどうかは命式のどこに官星があるかによるので、五行バランス(官星の数)だけでは断定できませんが、官星がたくさんあると仕事が安定しません。官星が2つ以上ある女性は再婚相です。
官星が全くないと組織に向かず、会社員や公務員を続けるのは苦しいかもしれません。
- 官星がほどよい場合(1~2):責任感、正義感がある 組織の中でうまく生きられる
- 官星が多すぎる場合(3以上):頭が堅い 忙しく動く 転職しやすい 女性は異性にモテる(関心がある)ため縁が変わりやすい
- 官星がない場合(0):組織が苦手 仕事運なし 出世に縁がない (自星も弱いと)行動力・責任感が不足気味 女性は男性に縁が薄い
印星:知性 思慮分別
印星では、知性や思慮分別があるかどうかを見ます。
賢いかどうかは命式のどこに印星があるかによるので、五行バランス(印星の数)だけでは何とも言えませんが、印星が全くないと迂闊な言動をしやすかったり、落ち着きのない人が多いようです。
印星が4以上になると頭でっかちになってしまい、考えすぎたり慎重すぎて行動ができなくなります。
- 印星がほどよい場合(1~2): 思慮深く落ち着きがある 品性がある
- 印星が多すぎる場合(3以上):プライドが高い 自分を高く評価しすぎる 指示されたり助言を嫌う 慎重 母親と縁が深くなる(マザコン気味だったり実母以外に継母がいるなど)
- 印星がない場合(0):粘り強さに欠ける 落ち着きがない そそっかしい 迂闊
五行は大運や年運で巡ってくる
「五行のバランス」が偏っている場合でも、行運(年運や大運)で足りない五行が巡ってくる時期が誰にでも必ずあります。
例えば、自星が弱い命式の場合は、自星と同じ五行や一つ手前の五行が年運や大運で巡れば、自星の力を強める働きがありますし、自星が4つ以上あるような強すぎる命式の場合は、2つ手前の剋す五行が巡ればブレーキが利いてバランスが良くなります。
大運の「人生の曲がり角」のところを見ると、30年毎に五行が変わっているのがわかると思いますが、30年間、この五行の力が強まるという意味になります。
例えば↓のように、「五行バランス」で官星が0の人は、本来なら組織の中にいることが苦手でお勤めには向いていないはずなのですが、官星が巡ることでサラリーマンが出来るのです。
でも、官星が終了した途端に、辞めて独立したくなったりします…
また、年運や大運でも五行は巡ります。
年運や大運の「干支」のところをチェックして、足りない五行が巡る時期を見つけましょう↓↓↓
- 木の五行→甲 乙 寅 卯
- 火の五行→丙 丁 巳 午
- 土の五行→戊 己 丑 辰 未 戌
- 金の五行→庚 辛 申 酉
- 水の五行→壬 癸 亥 子
ご自分の「五行バランス」と、足りない五行が巡る時期を事前に知ることで、生きやすくなったり人生設計が立てやすくなります。
所詮占いですから、あくまでも参考程度にお考え下さいね。
参考 四柱推命鑑定ツールの、その他の結果の見方については↓にまとめました
参考 五行バランスは生年月日+出生時間の四柱八字で出しています。五行バランスの出し方にご興味のある方は、四柱推命の四柱八字で「五行バランス」を確認する方法をご覧ください。
「五行バランスとラッキカラー」の見方の解説は以上となります。