昔流行った「動物占い」は四柱推命の一部
1999年頃に一大ブームになった動物占いですが、これは「四柱推命」という占いの一部を動物に置き換えたものです。
よく当たる!!
と当時は評判でしたが、元は四柱推命ですから当たるのは当然と言えば当然です!
私も四柱推命の魅力に憑りつかれた一人で、初めて四柱推命で占った時は見事に当たっていて、本当にびっくりしました。
たまたま見つけた「四柱推命教えます!」という新聞の広告欄を見て師匠の家の門を叩いた訳ですが(時代を感じるでしょ?w)四柱推命は奥が深くて終わりがない…というほど、習得が難しい占いです。
霊感のような特殊な才能がなくても、勉強さえすれば誰でも運命を占えるようにはなるとは言え、難解でちゃんと占えるようになるにはかなりの努力が必要です。
しかし、動物占いのお陰で、小難しい四柱推命がとてもわかりやすく身近になったのは事実です。
採用人事に「動物占い」を使う社長がいた
以前勤めていた会社の社長が動物占いのファンで、人事採用に動物占いを使っていたようです。
噂によると、社長は「虎」が好きらしく「虎」の人は必ず採用していたらしいのです。
「虎」は四柱推命では「帝旺」という星になりまして、ある場所に「帝旺」を持っている人は、
- エネルギッシュで出世欲が強い
- 自分が一番!というワンマン気質
- 自信家で、態度がでかい人が多いのが特徴
まあね…
やる気がない人よりはいいかもしれませんが、
こんな人ばっかりの会社って暑苦しくて嫌ですよね…(^-^;
でも、「虎」の人が必ずみんなこうか?と言うと、そんなことはありませんよ!!
その他の星の影響で全く違った性格になることもあります。バランスで変わるんです。
四柱推命に興味があるかたは、まずは動物占いから入ると良いかもしれません。
必ずしも猛獣系が良いとは限らない
動物占いが流行っていた1999年当時、私の職場でもお昼休みにみんなで盛り上がった記憶があります。
結果がトラやチーターなどの猛獣系だった人は何となく嬉しそうで「フフン!」と勝ち誇ったような印象でしたが、こじかやサルの人は納得がいかない様子で、「何で俺、サルなの~~?俺も猛獣系が良かった~」とぼやいていました。
あれから20年以上経ち、その時の結果を見返してみると(当時は社員名簿に生年月日が載っていたので社員全員の結果を知ることができる)、猛獣系の人は見事にみんな会社を辞めていて驚きました。
で、結果がサルでぼやいていた人は、結構出世していました。
組織の中で長く生き続けることができるのは、実はサルなんだな…と改めて感じた私でした。
「動物占い」は日柱の十二運で占う方法
動物占いは、四柱推命の命式の十二運と言う部分を動物に置き換えて占います。
↑の命式をご覧いただくと、四柱推命の命式の中には「十二運」は全部で7個あります。(出生時刻も占った場合)
その7つの中で最も重要なのが日柱の十二運なのですが、動物占いはこの日柱の十二運を動物に変換しています。
※十二運についてはこちらで触れたことがあるので、もしお暇なら参考にしてください。
ちなみに十二運を動物に変換するとこんな感じ。
- 胎 → オオカミ
- 養 → こじか
- 長生 → サル
- 沐浴 → チーター
- 冠帯 → 黒ひょう
- 建禄 → ライオン
- 帝旺 → トラ
- 衰 → たぬき
- 病 → コアラ
- 死 → ゾウ
- 墓 → ひつじ
- 絶 → ペガサス
ちなみに「十二運」は生と死のサイクルになっています。(母体に宿ってから死んで土になるまで)
四柱推命は勉強すればするほど面白い占いです。
私の学んだ時代は命式の作成に多くの時間を費やしましたが、最近では命式はツールで簡単に出せるようなりましたし、便利な時代になったものです。
興味のあるかたは是非勉強してみてください。