【四柱推命・五行バランス】出生時刻がわからない人へ

出生時刻

四柱推命は「生年月日」と「出生時刻」を使って、年柱・月柱・年柱・時柱という4本の柱、すなわち「四柱」で占うのが基本です。

出生時刻がわからない時はやむを得ず時柱を除外して「三柱」で占っていますが、本来は出生時刻がないと正しい結果は出せないことになります。

五行バランスも同じで、五行バランスは「四柱八字」で出しているため、出生時刻がわからない場合は「三柱六字」で占うことになるわけです。

四柱八字

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出生時刻がわからない時や間違えた場合はどのくらい占い結果が変わるのか?

出生時刻がわからない場合や間違った時刻を選択した場合、どれくらい結果は変わるのか気になる人は、四柱推命鑑定ツールの「時刻」を選ぶプルダウンで試せば分かると思います。

五行バランスも「不明」を選んだり1行(一刻)ずらすだけでのところに表示される数字が変わり、微妙に結果が狂います↓

時刻を一刻ずらす

それゆえ、できるだけ出生時間も確認して結果を出してください。出生時刻は母子手帳には記載されていますし、母子手帳がない方は”へその緒”の箱に書いてあることもあります。

しかし、それらが紛失していて手元になかったり、産んだ親がすでに他界している等の理由で直接確認できないこともありますから、どうしても出生時間がわからない!という人もいらっしゃるでしょう。

管轄の法務局には出生届が何年かは保管されているようですが、「占いに使うから」という理由では閲覧させてもらえないようです

出生時刻がわからなくてモヤモヤしている人へ

出産当時のことを知る人に直接聞くことができるなら、「大体、〇時ごろ」とか「明け方」という曖昧な情報でもないよりはマシです。

出生時間は↓の画像にあるように、2時間ごとの区切りになっていますから、「明け方に生まれた」なら3時~5時、または5時~7時のどちらかだと思いますし、「朝にうまれた」なら5時~7時か、7時~9時のいずれかではないかと思います。

こんな時は、可能性がある両方の時刻で結果を出して見比べてみてください。

出生時刻を選ぶプルダウンメニュー

出生時刻が全く分からない!手がかりも全然ない!!

という人も、13種類の時刻を加えた結果を全部出して見比べてみることで、スッキリ!というわけにはいきませんが、もしかすると、傾向というか…落としどころが見つかるかもしれません。

ちなみに、『四正の時刻(子午卯酉の時刻)に生まれている人は仰向けの姿勢で寝る』という言い伝えがあるようですが、私は「子の刻」に生まれていますが横向きで寝ていますし、あてにならない話のように思います。

それと…

一応書いておきますが、出生時刻がわかったところで九分九厘の結果が出るわけではありません!もともと占いとは靄がかかったような曖昧な世界であり、どうあがいても白黒ハッキリなんてあり得ない!という認識でいてください。

それに母子手帳に書かれた時刻も、案外適当でタイムラグが生じているかもしれません。

母体から胎児の全身が出たタイミングなのか、それとも”臍の緒”を切った時刻なのか、普通分娩か帝王切開かでも何分かはズレるでしょうし、息子のお産なんて丑の刻(夜中の1時~3時)でスタッフも少なくて、おぎゃーと出てきた瞬間に先生にピューっとおしっこを引掛けて本当にてんやわんやでしたから、あの状況でタイムリーに時計を見て正確に時刻を記録するのは不可能だったように思うのです。

スポーツのタイムを計るような状態でないことは確かです!

へその緒を切った後も、母体から胎盤を出したり、赤ちゃんをきれいにしたり計測したりと先生も看護師さんも大忙しなので、ひと段落してから「大体〇分くらいかな」という感じで書いているのかもしません

子の刻(夜中の23時~1時)生まれは注意!(夜子時問題

また、四柱推命(子平)は、流派によって一日の始まる時間が異なります。

  1. 子の刻(前日の23時)から始まる:23時以降は翌日になる
  2. 午前0時から始まる:普通のカレンダー通り

という2つの説があり、これを「夜子時問題」「子の刻問題」と言います。

例えば12月31日23:35におぎゃーと生まれた人の場合、1を採用するなら誕生日を翌日にずらして「1月1日の子の刻」で占うことになりますが、2を採用するならカレンダー通りの「12月31日子の刻」になります。

ええ?どっちが正しいの!?

と疑問に感じるかもしれませんが、この辺は曖昧ではっきりしないのです。

四柱推命は太陰暦を使って導き出す占いですから、生年月日を現代の暦から陰暦に変換する作業が必要なのですが、古くからの教えに則っている場合は23:00から翌日になるため1ですが、『一日の始まりは0時からでしょ!』ということで分かりやすくしているからなのか、最近の占い師は2を使っていることが多いです。

私も学んだ先生(阿部泰山流)を倣って2を採用していますが、「子の刻」生まれの人は1の結果も確認するようにしています。それは、私自身がこの『子夜時問題』の渦中にいる人間なので、正直どちらか決めかねているからです。

※このサイトの四柱推命鑑定ツールで出せる結果は2のみになります(0時から翌日)

私自身が「子の刻」生まれ

自分の母子手帳を見ると、23:13という時刻にこの世に生まれていることになっているのですが、1の方法ならば、生まれ日が次の日に1日ずれることになります。

四柱推命は誕生日が1日違えば、結果は全く違うものになってしまいますから、とりあえず両方の結果を比較して、「1で出した方の結果が自分に近いだろう」という気がするものの、「2かもしれない」という思いも完全に拭い去ることができず、今でも両方の運勢を見るようにしています。(とっさに両方考えるのが癖になっている)

出生時間がわからない人が、もしも私のように「子の刻」に生まれていたならば、結果はかなり変わってしまう可能性があるのです。

他にも、陰暦では1年の始まりは元日ではなく立春になるのですが、節分(立春の前日)に生まれている人や、”節入り”と呼ばれる各月の始まり日(節気)に生まれている人、時柱が変わるタイミングの時刻(00分)に生まれている人なども曖昧な日時に生まれていることになり、下手すればガラリと結果が変わる可能性があるため、出した結果はあくまでもグレーと言えます。

星占いでも星座と星座の境目はあいまいなようで、「自分の誕生日は、その時によって〇〇座の時もあれば△△座のときもあるから、どっちを信じていいのかわからない!」という人がいますが、四柱推命も同じなのです。

占う側も「この人、変な日(時刻)に生まれているからよくわかんねーなー」と思いながら両方出してみて、恐る恐るお客さんの反応を見ながら占ったりするのです。

私が学んだ先生曰く、このような境目がはっきりしない日時に生まれた人というのは実際の運命も迷いがちだそうで、「定まらない定め」なのだとか。

私もこのような曖昧な時刻に生まれてきたからこそ、占いなどという曖昧な世界に引き寄せられ、取り憑かれてしまったのかもしれません。

たとえ出生時刻がわかっていても、自分の運命をちゃんと占うことができずに一生モヤモヤし続けなければならない私のような人間もいるわけで、生まれた時刻がわかってもわからなくても、もともと占いなんてものはピタリと正確な未来がわかる性質のものでありません。

占いとは、突き詰めてもモヤモヤから抜け出せないものというのが、長い間、占いと関わってきた私の肌感覚です。

以上、半分愚痴のような記事になりましたが、出生時刻がわからなくてモヤモヤしている方に何か届けられれば…と思い、自分のことを書いてみました。ご参考になれば幸いです。